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記憶

by eiko tanaka

先日、ある温泉の帰り、自分が小さな頃住んでいた場所をたまたま車で通り過ぎた。

10歳から13歳までの三年間を過ごした場所。

今住んでいる所からは車で2時間ほどの距離、しかも特に用がなければ通るルートでもなく、

今回グーグル先生について行ったらほんとに偶然通り過ぎた感じ。

でも、その数分の出来事で、私の脳はブワーーーーーっと10歳から13歳までの私を走馬灯のように

思い出したのだ。

なんとも言えない感覚だった。小さな、まだ少女だった自分の気持ちをこの年になってすごくリアルに思い出すってあんまりなくて、都会から田舎に引っ越して初めて土手を歩いたり、おたまじゃくしを手ですくった時の感触だったり、地元のお祭りに微妙な関係性の男女のグループでドキドキしながら、でも開放的気持ちで出かけたり、その時住んでいた家の階段を登っていくあの感覚が手に取るように。。。。

生家が実家だったり、現在住んでいる家だったりする人は、意識するたびに現在思考が塗り替えられつづけているが、そうじゃない自分にとっては、もうそこにしか存在しない気持ちというかなんというか。。。

とても新鮮な経験だった。

今現在の自分の頭で、10歳くらいの自分の思考していた感覚を思い出すってなんかすごくセラピー。

毎日に生活の中で、何気なく澱のようにレイアードされた、なんだか燻っていた気持ちがなんだか晴れやかに!

まっすぐだったあの頃を鮮明に思い出した、

記憶を辿るって癒しなんだなー、と身を持って気づいた記念日。

ただただ前向きに進んでいくだけじゃなくて、たまにはちゃんと立ち止まって、味わって、自分の人生をしっかり楽しもう。自分を大切にするってことってついおざなりにしがちなんだなあ。

10歳の私よ、あの時精一杯生きてくれてありがとう。

40歳もなかなか楽しいよというメモ。

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